スペシャル

12月5日(水)発売
「ご注文はうさぎですか??キャラクターソロシリーズ09 チノ(CV.水瀬いのり)」
レコーディングレポート公開♪

ーー9月に開催されたイベント『DMS Tea Party 2018』では、次の展開が発表されましたね。

水瀬:久しぶりにみんなが一堂に会するイベントで、バラエティコーナーあり歌ありで、濃密な時間を過ごせました。『ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~』という新作エピソードを見ていただいた皆さんが集まっていたこともあり、絆も深まっている中でのTeaPartyでした。皆さんの前で嬉しいお知らせができて良かったです。これまでの振り返り映像から、続編の制作決定の発表までのところは、私も後ろで待ちながら鳥肌が立っていました。

ーーまだまだ、先は長いですね。

水瀬:19年に新作OVA発売で20年にTVシリーズ第3期制作決定ですからね。でも、約束された展開があるということで、私も楽しみです。

ーーちなみにイベント自体はいかがでした?

水瀬:自分の中でイベントが久しぶりという感覚がなかったことに驚きました。橋本監督も登壇されて、ファンみなさんの質問に答えていたり、ファミリー感が溢れたチームなんだなとあらためて思いました。女子たちのワイワイガヤガヤについてきてくれる速水奨さんには、いつも本当に感謝していますし、清川さんの影ナレ含めて、この世界観だからこそ、皆さんがそのポジションにいてくれてるんだなと思うと、その奇跡のような時間を日常に思えるのが『ごちうさ』なんだなって思っていました。

ーー冷静に考えるとすごいですよね(笑)。

水瀬:そうなんです(笑)。あと、楽屋の話だと、ティッピーの焼印があるどら焼きを差し入れで頂いたんですけど、いろいろなものとコラボしすぎて、ついに焼印になったんだなと、個人的に喜んでました。和菓子が好きなので、美味しくいただきました。

ーーそして、チノのキャラクターソングも発売されますね。

水瀬:チノの誕生日の翌日リリースですね。チノちゃんが12月4日で、私が2日なので、誕生日も近いんです。

ーー今回のシングルはいかがでした?

水瀬:リリース順が最後なので、みんなのジャケットや歌を聴いていて、ちょっとバーっぽい、ジャズっぽい曲が多いシリーズなのかなと思っていたんですけど、チノちゃんの曲は、その予想を裏切るようなテイストだったので、チノなりの大人っぽさが、こういう切り口に繋がったのかなと思いました。

ーー驚きましたよね。

水瀬:もっとスロウで、溜めが多めの曲が来るのかと思ったら、ちょっと違いましたね。チノは絵のセンスも独特でしたけど、曲も他とは違うアプローチをしてきたな!と思いました。「センチメンタルごっこ」から録って、間に共通曲をはさみ、今日は「ヒミツのおもてなし」を録りました。

ーー「センチメンタルごっこ」は、難解な曲でしたね。

水瀬:かなりトリッキーで、チノのこれまでの曲の中でも一番難しい曲だったんじゃないかなと思います。サビで《ぴょこたん》とか《ぴゅららん》という、あらたな造語があったんです。こういう濃いワードがサビの頭に来ることで、難しい曲ではあるんですけど、一度聴くと覚えてしまう曲になるなと思いました。だから聴けば聴くほど好きになるし、歌えば歌うほど楽しくなるんです。チノでここまでの振り幅と曲の緩急となると、ちょっと魔法少女チノを思い出しますね。

ーーそれでも、この曲を歌えるのはすごいですけどね(笑)。歌詞の内容はいかがでした?

水瀬:チノが思う、どうやったら大人になれるのかを表した曲で、背伸びしつつ少しずつ大人になっていくチノが描かれているので、『ごちうさ』の真髄ですけど、“歌詞が深い!”と思いました。畑亜貴さんの歌詞は、いつも心がウキウキするし、どんな変わり種の曲が来るのかと思うんです。なので歌詞を見たときは、想像もしていなかった世界が広がっていたので、刺激にもなりました。

ーー気に入ってるところはありますか?

水瀬:Dメロで、《流れ星はお願いを聞いて 忘れてしまって 願ったひとも忘れて ちょうどいいんでしょう》という歌詞があって、どういうことなんだろう?ちょうどいいって何だろう?と、不思議な気持ちになりました。畑さんワールドが、この繰り返しが多いDメロ部分にも詰まっていると思いました。

ーー共通曲の「わーいわーいトライ!」はいかがでした?

水瀬:みんなのソロバージョンが先に出て、その後に全員が合わさったバージョンが聴けるというのも面白いですよね。逆のパターンならよくあると思うんですけど。ラスサビで《だいじょうぶ!》ってセリフ風に言っているんですけど、そのチノが言う《だいじょうぶ!》に私は背中を押してもらえるような感じがしました。だから、みなさんの背中も押してくれると思います!

ーーもう『ごちうさ』が終わっちゃうのかなと思ったら、大丈夫だよって言われてる感じがして良かったです。

水瀬:《つぎの場所へ向かう準備》っていうフレーズで、高校生組と中学生組を感じるし、《みんながそれぞれに さがしてる明日》とかも、お別れなのかな~って一瞬思ってしまう切なさがあるんですけど、最後に《おんなじ笑顔で またまた会いましょう》というのが、より感動を加速させるんですよね。喜びの涙になるので、この曲もすごく深いな!と思いました。

ーー「ヒミツのおもてなし」はいかがでした? 今日もあっという間に収録を終えていましたが。

水瀬:「センチメンタルごっこ」と違って、チノらしさがふんだんにありましたね。サプライズはココアさんやモカさんの必殺技ですけど、チノちゃんが自分で提案しているところが、時間の流れを感じます。“ヒミツのおもてなし”をするのがテーマになっているんですけど、《いつもより照れる「いらっしゃいませ」》という歌詞が印象的で。私はアルバイト経験はないけど、お友達がお客さんとして来たときに「いらっしゃいませ」って言うのはめちゃくちゃ恥ずかしいだろうなって想像しながら、歌いました(笑)。

ーー(笑)。でもチノちゃんから招待はしてるんですけどね。

水瀬:そうなんですよね。招待状を書いて、みんなを呼ぶんですけど、アニメのでもやってそう!って思いました。それにしても、カレーにコーヒーの隠し味って美味しいんですかね?(笑)

ーーレコーディングはいかがでした?

水瀬:この1曲を通して1日の流れを体感してもらえるような曲になってます。チノが今日やりたかったことは全部達成して、胸を張って“またのご来店をお待ちしています”とか“ありがとうございました”って言えたんだろうなって、想像しながら、気持ちを込めて歌いました。自分の中で、チノのいろんな表情を探して、最終的には笑顔で夕暮れの中、みんなを送ったのかなぁって思いました。

ーーどんなところを聴いてほしいですか?

水瀬:やはり1サビの《「いらっしゃいませ」》と、てるてる坊主のところで、《室内だから関係ない…?》という歌詞があるんですけど、そのハテナ感も頑張って出して歌ってみたので、聴いてもらいたいです。

ーーでは最後に、ファンへメッセージをお願いします。

水瀬:今年もたくさん応援していただいて、ありがとうございます!これからもいろいろなサプライズ、“ヒミツのおもてなし”ができるように、私たちも頑張っていきたいと思っています。ぜひぜひ次の亥年もよろしくお願いします。私、年女なんで(笑)! あとは、次の兎年まで頑張りたいですね。2023年なんですけど、盛大にお祝いをしたいので、まずはそこまで頑張っていきたい! まずはキャラクターソングを聴いて、あたらしいチノの魅力を堪能していただけたらと思います。

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